ロミロミとは

ハワイに古くから伝わる伝統的な癒しの施術です。

ロミロミ(lomilomi)はハワイ語で
「揉む」「マッサージする」
「手のひらから伝わる愛情」
という意味です。

オイルマッサージの一種です。
手のひらを中心に肘や前腕を使って
リズミカルに全身の筋肉を刺激する
ことでこりをほぐし、血液やリンパ液の流れを良くします。
その結果、身体の持つ本来の機能を取り戻します。

ロミロミを行なう側(ロミロミセラピスト)が相手を癒すのではなく
自然のエネルギー(マナ)がセラピストを通して相手に伝わって癒す
というのがロミロミの概念です。

そのため、
「世界で最もスピリチュアルなヒーリングのひとつ」
とも言われています。

つまり、
ロミロミは心も身体も癒すのです。

ロミロミの歴史

何世紀も掛けて築かれたハワイ独自の文化のひとつがロミロミです。

もともとはフラ同様、
神に捧げる儀式のひとつで
その技法はカフナと呼ばれる聖職者の
家系だけに口伝えで伝承されていました。

ところが、
19世紀に入り欧米諸国との力関係で
ハワイ独自の文化の弾圧とキリスト教の布教活動が行われ、
ハワイ独自の文化は衰退の途をたどりました。

しかし、
ロミロミはカフナの家系に密かに受け継がれてきました。

1970年、カフナの家系にあたる
アンティ・マーガレット・マシャド
という女性がこの手法を広く伝え始めたのです。

これにより、
ロミロミは心や身体のセラピーに関心
を持つ世界中の人々に
「心も体も癒すマッサージ」として
広く知られるようになりました。